Strike Anywhere

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Strike Anywhere(ストライク・エニウェア)は、アメリカ・リッチモンド出身のメロディック・ハードコア・パンク・バンド。Inquisitionというパンク・バンドで活動していたThomas Barnett(Vo.)を中心に、Matt Smith(Gt.)、Garth Petrie(Ba.)、Eric Kane(Dr.)、Matt Sherwood(Gt.)の5人組バンドとして1999年に結成された。翌年の2000年に6曲入りの1st EP『Chorus of One』を発表してデビューし、続く2001年にはインディーズ・レーベルのJade Treeと契約して1stアルバム『Change is a Sound』をリリースする。

 2003年には2ndアルバム『Exit English』を発表。同年には日本のインディーズ・レーベルであるBigMouth JPNから1stと2ndの日本盤が発売され、その縁からジャパン・ツアーの開催も決定したが、メンバー数人が入国審査で足止めを食らって現地入りできず、公演日当日にドタキャンしてしまう。それから2年後の2005年、コンピレーション・アルバム『To Live in Discontent』発表後にジャパン・ツアーに再挑戦。今度は大きなトラブルもなく開演され、日本のファンを魅了した。

 2006年、5年間行動を共にしたJade Treeに別れを告げ、Fat Wreck Chordsに移籍。同年3rdアルバム『Dead FM』を発表。翌年にはオリジナル・メンバーのギタリスト・Matt Sherwoodが脱退し、新たにMark Millerを迎え入れた。さらに2009年にはBridge Nineに移籍。3年ぶりのフルアルバム『Iron Front』をリリースしている。

 反戦、女性・同性愛者の権利、動物愛護などをテーマに、ポリティカル色の強い楽曲を多く発表しているバンドである。

Music Video

Iron Front』収録の「I'm Your Opposite Number」

Members

Album

Change is a Sound(2001)

後年のアルバムと比べるとメロディと疾走感に欠けるきらいがあり、パワーもあまり感じられない。個人的には中途半端なメロコアという印象が強いが、初期ファンには人気の高い1作。

Hot!

Exit English(2003)

前作から一転してメロディ、力強さ、攻撃性が格段に強くなった良作。初期ファンには1stに軍配をあげる人もいるが、個人的には「初めて買った洋楽CD」という思い出補正もあってこちらを推す。

Compilation Album

To Live in Discontent(2005)

1stアルバム以前に発表されたEP音源やカヴァー曲を収録したコンピレーションアルバム。

Contents