ガブリゲーター

 ワイルド大陸・密林地帯で発掘されたサルコスクス種の中型ゾイド。通称(?)「悪魔の鰐顎がくがく」。川辺に生息し、遊泳や潜水もこなす。背部に備えたミストディスチャージャーで特殊な霧を発生させて獲物を捕らえるなど、奇襲型の戦闘が得意である。

 2018年6月に発足したゾイドワイルドシリーズのひとつで、アニメ『ゾイドワイルド』ではデスメタル帝国の四天王のひとり・キャビアが搭乗。モーター駆動と単4電池で動く電動。ゾイドはこれまでにも昭和後期・20世紀末期から2000年半ばにシリーズ展開があり、動力はおおむねゼンマイかモーター×電池であった。モーターが使われているゾイドはだいたい大型ゾイド扱いだったと思うが(より大きいものは超大型ゾイドとか巨大ゾイドなどと言われていた)、このガブリゲーターは中型ゾイドとなっている。

ガブリゲーターの骨格(ボーン)形態

 骨格ボーン形態。鼻筋にあるトゲトゲは下顎から突き出た6つの歯・シクスキラーファング。これを備えた顎・グランブルジョーは大型ゾイドすら噛み砕く力を持つという。歯が貫通している穴から噛み砕いた敵の血しぶきが吹き出しそうで非常にデスメタルなデザインだ。ご飯を食べるのも大変そうだね。尻尾の付け根付近にあるスイッチをONにすると、頭部と尻尾をふりふりしながら前進していく。

 頭部と尻尾がふりふりするメカニズムは、肋骨のパーツ——説明書でのパーツ名はA14とA15——にある。スイッチを動かすとこの肋骨のパーツが交互に動いてあごと尻尾の先端に接触し、パーツが連動するようになる。絵で説明すると以下のような感じ。

ガブリゲーターの頭部と尻尾の稼働のメカニズム

 ガブリゲーターは滑らかな動き(リアルな歩行アクション!)でハイテクな感じがするけど、実際の構造はとってもシンプル。これまでのゾイドもこういったシンプルなものが多かったんだよね。まさにゾイド! って感じの機体である。

ガブリゲーターの完全形態

 そして完全形態。と言っても瞳と装甲(アーマー)をはめ込んだだけと非常にお手軽。ボーンのトゲトゲが一部隠れて心なしか印象が柔らかくなったような。赤い瞳も兇悪そうでイカす。

ガブリゲーターの本能解放(ワイルドブラスト)に向けた下準備

 ゾイドワイルドの1番のウリである「本能解放ワイルドブラスト」のアクションを行うための下準備を開始。と言っても、大それたことをする必要はない。背骨のパーツを前方にスライドさせるだけだ。この状態からスイッチをONにすると、ガブリゲーターの必殺技・顎関節地獄噛(がくかんせつじごくがみ)を発動させることが可能となる。

ガブリゲーターの本能解放(ワイルドブラスト)

 こんな風にめいっぱい口を開いたあと上顎を下ろす動作を繰り返しながら前進する。尻尾は相変わらずふりふりするけど、頭部のふりふりはOFFになります。上顎を下ろした時には「ガチッ!」という音がして、とても迫力がある。大型ゾイドをも噛み砕く設定も納得のアクションだ。技名が早口言葉みたいで言いづらいけど、そこも必殺技っぽくていいよね!

ガブリゲーター、顎関節地獄噛(がくかんせつじごくがみ)のメカニズム1

 上顎が上がるメカニズムもかなり単純。まずは左前足のパーツ上部で背骨をすくい上げたあと、さらに肋骨パーツですくい上げるだけ。上の画像は左前足が背骨を押し上げているところ。

ガブリゲーター、顎関節地獄噛(がくかんせつじごくがみ)のメカニズム2

 こちらは肋骨パーツが背骨パーツを引っ掛けているところ。あとは肋骨が後ろに引くことで背骨を維持する部品がなくなり、上顎は勢い良く落ちるわけです。単純だ。しかし素晴らしい仕組みだ。理解できた瞬間「なるほどー!」ってなる。一流のサスペンス作品を観た時のような気分。

ガブリゲーターのメタルミキサー

 こちらはガブリゲーターが口を開けた時に見えるメタルミキサー。これで噛みついた敵を口内で砕くらしいぞ! まさに悪魔!

Walking Video

 ※骨格形態の時に赤い瞳がついたままになっていますが、本来は外します。普通に間違えちゃった……。


About My Gabrigator

 発売前から予約して2018年6月23日の発売日にGETにしたもの。たぶん最後にゾイドを新品で買ったのは2008年だから、丸10年ぶりですね。それ以降も一応ゾイドとしての新製品——ほぼ過去作の復刻かリメイク——はあったけど、すでに置き場所がなくなっていてスルーせざるを得なかったので。ようやく空きスペースができたのは2017年の初秋頃からかな。これでゾイドを置ける場所ができたからゾイド欲しいなあ〜と思っていたらワイルドが発表になって、実にナイスタイミングであった。

 経済的な問題で出荷第1弾となった6種すべてのゾイドは買えなかったため、とりあえずひとつだけ確保しようと選んだのがガブリゲーター。スミ入れとシール貼りのみで仕上げております。スミ入れはプラスチックへの固着力が低いポスカで行ったせいで触るとポロポロ取れる(笑)。やはり模型用マーカーがいちばん!

 初めて買ったワイルド機とあって、今後想い入れが強くなりそうな予感があります。

ZW06 ガブリゲーター

動かすには単4電池1本が必要ですぞ

last up:2018/10/23