Demented are Go(ディメンテッド・アー・ゴー)は、イギリス・カーディフ出身のサイコビリー・バンド。結成年度は不明だが、メンバーが1982年には活動していたと主張していることから「1982年結成」とされることが多い。

 1984年、The MeteorsやFrenzyらとともにNervous Recordsから発表されたコンピレーション・アルバム『Hell's Bent on Rockin!』に参加。1986年にはID Recordsから1stアルバム『In Sickness & in Health』をリリース。同じ頃にはサイコビリー界で伝説となっているサイコビリー・イベント・Klub Footにも出演している。

 1988年には2ndアルバム『Kicked out of Hell』を発表。ドイツを中心としたヨーロッパでのツアーやパンク・イベントに参加するなど、活動の幅を広げていく。バンドは軌道に乗ったかのように思えるが、ヴォーカルのMark Philips(a.k.a Sparky)はすでにドラッグとアルコールに溺れており、のちにサイコビリー界でも異端な存在と見なされる片鱗が見えていた。

 その後、Link Recordsから『The Day the Earth Spat Blood』、Fury Recordsから『Orgasmic Nightmare』をリリース。特に後者はビジネス的にも成功し、続く5thアルバム『Tangenital Madness』もファンの間で高く評価された。5thアルバムが発表された1993年には初来日し、ヨーロッパ外でも知名度を上げ始めるが、1995年のドイツ・ツアー中にSparkyの精神的な問題によって一時解散。1年後には早くも再結成を果たすが、Sparkyの異端ぶりは止まることを知らず、舞台上で全裸になったり、掃除機で“自家発電”を行うなど、やりたい放題のステージ・パフォーマンスを披露していく。しかし、それが却って“サイコ”を地で行く存在として認識され、人気は落ちるどころかむしろ上がっていった。

 1999年にはドイツのCrazy Love Recordsから6thアルバム『Hellucifernation』を発表。さらにヨーロッパ・ツアーを行うものの、Sparkyは相変わらずドラッグ問題を抱えており、ツアーを完遂することはできなかった。数ヶ月後にはアメリカでライヴを行うが、宿泊先のホテルでトラブルを起こしたり、ライヴ会場周辺に放火したりと度の過ぎた行為を連発。しまいにはショッピング・モールで10代の女性に痴漢行為を働き、豚箱送りになってしまう。多額の保釈金を払えなかった他のメンバーは、Sparkyを残して帰国せざるを得なくなった。彼が罰金を支払って娑婆に出たのは、1ヶ月後のことであった。

 以上のような問題行動に加え、メンバー・チェンジを頻繁に行うなどファンすら混乱させている彼らだが、同時にサイコビリー界の重鎮のひとつとして絶大な支持を得ているのも事実である。

Members

…だと思う

Album

The Day the Earth Spat Blood / Go Go Demented!

事実上の3rdアルバム(1989年発のミニアルバムと1990年発のライブアルバムを合わせて収録)

Hellucifernation(1999)

6thアルバム(2017年に再リリース!)

last up:2018/12/01