あらすじ:“好きな作家のゲラは客観的に見れないため校閲できない”というルールに則り、米岡光男(和田正人)から四条真理恵(賀来千香子)のゲラを受け継いだ悦子(石原さとみ)。その後、四条からシリーズ上の矛盾を指摘した校閲を褒められるが、悦子には身に覚えがない。疑いを向けた米岡は真っ向から否定。では、いったい誰が……?

シャツが気になる

 “好きこそものの上手なれ”がテーマ、みたいな話。悦子のファッション好きが存分に発揮されていたが、それゆえに校閲が少々軽んじられているように見えた感はあった。調子こいた悦子がポカをやらかす展開もなかったし。これは藤岩(江口のりこ)が編集者希望だったことが発覚したせいもあるのだろう。君にとっても校閲はちょっと不本意な仕事なんだな。

 あと相変わらず校閲をよく見せるための他者下げが荒い。シリーズ上のキャラクターの設定を忘れる作家、ってのはまああるかもしらん。大石圭も「僕には自分の小説を読み返すという習慣がない。だから、過去にどんなことを書いたのか、今ではほとんど忘れてしまっている」と言っているし。でもそれを見逃す編集者ってやる気なさすぎじゃないか? 貝塚(青木崇高)はなにしに会社に来てんだ。

 他にも、イベント会場で毎回藤岩を目撃しているのに彼女と気づかない米岡とか(いくら俯いてるとはいえ、そんなに何度も見てりゃわかるだろ)、悦子の意見をわりとほいほい聞いてしまう茸原部長(岸谷五朗)とか(『てるてる家族』を観ていた身としては、娘をえこひいきしているように見えてしまう)、モデルの格好をしているのにどうもパリッとしない菅田将暉とか(素なのか演技なのか見分けがつかない)、いろいろ気になったところはあったのだが、1番気になったのは菅田くんのTシャツだ。

『地味にスゴイ!』幸人(菅田将暉)のTシャツが2Pac
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 Tシャツが2Pac(※90年代に活躍したアメリカのラッパー)。なぜ。しかもこのあと着替えたシャツも2Pacだった。後者についてはたぶん2Pac以外にもラッパーがいたのだろうが、ヒップホップは疎いからよくわからないや(2Pacだけ例外でちょっと好きなんですよね)。1枚だけならまだしも、2枚も立て続けに2Pacとなるとちょっと意味を考えてしまう。ただでさえファッションに凝っているドラマなわけだし。しかしなんの考えも浮かばないなあ。単純に考えれば“2Pacファンがスタッフにいる”というところだろうけど、だとしたらミートソース飛ばさないよな。うーん。

last up:2016/10/20